CASE STUDY Value aging 自立支援介護事例

自立支援介護の実践で元気な日々へ着実に

Value aging 事例紹介その1自立支援介護の実践で元気な日々へ着実に

寝たきりから半年で外出

フジサンケイグループのサンケイビルウェルケアは、「自立支援介護」を実践する介護付有料老人ホームを関東地方に展開。多くの入居者が、自力で生活する姿を取り戻しつつあります。

ウェルケアガーデン馬事公苑(世田谷区)で生活する和田郁子さん(92)はその1人です。自宅での転倒をきっかけに寝たきりとなり、昨年9月に入居。寝たきりのため常時おむつ、食事はミキサー食という状態でした。

入居当時の和田さんの様子について「最初は問いかけても反応は薄かったですね」と話すのは、清家寛之副支配人。機能訓練指導員の晴山和幸さんも「歩く動作を“忘れている”状態でした」と振り返ります。

通常よりも軽い負荷でトレーニングできる器械。痛みを感じずにひざを伸ばす“練習”も可能

通常よりも軽い負荷でトレーニングできる器械。痛みを感じずにひざを伸ばす“練習”も可能

自立支援介護では「食べられない」「歩けない」ではなく、「食べ方を忘れた」「歩き方を忘れた」ととらえます。回復に向けては、食べることは食べること=行為そのものの“練習”で取り戻せると考え、反復し、順次練習量を増やしていくのが基本です。

本人の状態に合わせた「水分」「栄養・咀嚼」「排泄」「運動」の回復プログラムを立て、実践。1カ月たった頃から、そのすべての要素が急速に好転していきました。

皆が同じ理想を目指す

その頃から再び通常の食事を食べられるようになり、家族と一緒に食卓を囲むことも増えたそうです。その回復ぶりには、家族も驚くばかりでした。

和田さんは自身の回復について「来たときは大変かなあと思いましたが、会話も歩くこともできるようになりました」と笑顔を見せます。食事やお茶が「おいしい」と話し、「歩いて銀座に行きたい」と、人生の喜びも取り戻しているようです。

介護主任の脇長洋一さんは、「自立支援介護の4つの要素を、正直に実践したことが良かった」。晴山さんも「本人の努力があり、家族も、ホームの専門職スタッフも、皆が自立支援介護という同じ方向を向くことができましたね」と応じます。

自立支援介護の成果が裏付けられたことで、サンケイビルウェルケアの各ホームではスタッフもいっそう、自立支援介護に力を入れて取り組んでいます。同じ目標を確認し合い、力強く進み始めたサンケイビルウェルケアの有料老人ホームに、ますます期待が高まります。

前向きな性格で、また「主人のためにも元気になりたい」と日々の“練習”に向き合った和田郁子さん(中央)。前向きな性格で、また「主人のためにも元気になりたい」と日々の“練習”に向き合った和田郁子さん(中央)。そのほか左から副支配人の清家寛之さん、介護主任の脇長洋一さん、看護師の松山弘美さん、機能訓練指導員の晴山和幸さん